ヒマラヤではガンゴリ村に滞在しました。スワミジの学校とアシュラムがあるところです。アシュラムには、さらに山奥にある村出身のコピール君という男の子が、学校に通うために下宿していました。
将来は大学に行って政府の仕事につきたいというコピール君、アシュラムの中ではとっても寡黙で、ほとんど会話することがありませんでした。でも、一日だけアシュラムの庭で話をすることができました。寡黙だと思っていたのは思い違いで、アシュラムの中はべらべらおしゃべりしたりしないものらしく、屋外ではたくさん話してくれました。
日本については、いろいろ調べていたらしく、どうして日本の平均寿命は高いのか?と質問されました。インドの平均寿命は約61歳です。日本は世界一の長寿国で、約82歳(ちょっとデータが古いかも)。
理由は食べ物や経済事情などいろいろあるかとは思いましたが、医療事情の問題は大きいと思います。近くにあった大きいアシュラムでは、無料の診療所があり、薬草を煮て薬を作っているところも見せてもらいました。でも例えば、手術が必要な病気になった場合どうするのでしょう?盲腸になったら?
インドには日本のような国民健康保険制度はないようです。貧富の格差が大きいインドでは、路上で生活する多く人々、子供にさえ福祉は行き渡りません。というよりも、病気になったら誰もが病院に行けるのは、世界中でもほんの一握りの国でしょう。
そう思うと、日本の国民健康保険制度はすばらしいものです。自己負担金があるとは言え、加入しているだれでもが、風邪ひいただけでも病院に行けます。日本での平均して医療費の80%近くが、公費負担です。北西欧の国々も軒並み70~90%の公費負担があります。インドでは85%が個人負担。貧しければ、病気になっても医療を受けることはできないでしょう。体が弱ければ、それは容赦なくその人の寿命に直結するのではないでしょうか。
それに日本では、だれでもがどこの病院に行くこともできますよね。たとえば頭が痛い!という時、近所の診療所、大病院、行きたければ大学病院に行ったっていいわけです。どこに行ってもお財布に入っているお金の量で、待ち時間や先生のレベルが変わったりするわけではありません。
わたしの経験では、これ、世界の中でも少数なのではないでしょうか。
10数年前のこと。福祉の国イギリスでは、確かに治療費の安い公立病院があり、無料で治療を受けることもできました。でも、そこで歯科治療を受けた時、その治療のあまりの適当さにびっくりしました。
治療費払うからちゃんと治して~と思いましたが、大屋さんに話してみたら「そんなとこに行っちゃだめだよ!あの病院では、最低限の治療しかしてくれないから。ぼくが行ってるプライベート病院を紹介しよう、保険は利かないけどね。」と言われました。
保険が利かないってどういうこと???と思っていたのですが、どうも病院に格差があるようなのです。国民健康保険は、公立の医療機関しかカバーしていないようです。レベルの高い治療を受けたかったら、高額の医療費を自己負担してでも、公的保険の利かない私立病院へ行くらしい。患者が病院を選ぶのではなくて、病院が患者(の財布)を選んでいると言えるでしょう。
だれもが、平均的な医療を、多少の差はあれおおよそ同じ治療費で受けられる日本の制度って、よくできてるなあ、と感心しました。
お金持ちしか診てくれない素晴らしいお医者さんと、お金がなくても診てくれるけど適当に歯に詰め物しちゃうお医者さんしかいなかったら、どうします?
平均寿命から話がそれちゃった・・・。
スワミジの学校
スワミジはヒマラヤ・ウッタルカシ近くのガンゴリ村で、「教育によって貧困を絶つ」という理念を実践し、学校を運営しています。
スワミジの学校運営のために、少しだけ日本からも寄付をしたいと思っています。少しでも賛同してくださる方がいらっしゃったらぜひご一緒に!スワミ・ヴィヴェーカナンダ基金ウッタルカシをご覧ください。ご連絡はananda@mbp.nifty.comまで。
ANANDA ecoyoga mat http://homepage2.nifty.com/namaste/
天然ゴムと麻でできたヨガマット!
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